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【PHOTOS】3/31 いずるばオープンリハーサル

先日3月31日は「いずるば」にてオープンリハーサル。このオープンリハーサルはダンサーの矢萩竜太郎さんと、コントラバス奏者の齋藤徹さんが中心となり、即興演奏・パフォーマンスの場をつくられていて、12月まで毎月継続してく予定です。
なにより、これから何かが始まるぞ、という高揚感を感じました。そして竜太郎さんの存在感。この場の中心を感じました。そしてそれに寄り添い包括しているような徹さんの存在。

参加して感じたのは、そうそう、この「存在の地平」こそが自分が即興に見出して来た可能性なのだ、ということでした。笙に出会う前、ヴォイスのパフォーマンスをしていたはじめから。存在がただそこにあることの深み、それぞれがそこに在ることの平等さ、より「命」に近い場所、というのか。社会的な「立場」のような、ペルソナを脇に置いて、茶室のにじり口をくぐるかのような。そこから長い旅をして来たような気がします。あるいは生まれる前から?

自身の体調や、笙で即興をすることへの迷い?が最近あることもあり、音の中に深く入れたかというとそうではありませんでしたが、音がただその場所で深まっていく過程がただただ興味深く、心地よい感覚が、自分にとっての即興のより根源的な喜び、なのだと思いました。

印象的だったのは、パフォーマンス後の「振り返り」で、徹さんがこのままでも良いのだけど、さらにその「一歩先」に行くのかどうするのか、行かなくてもいいのだけれど、行くとしたらどう行くのか、のようなことを考えていかないといけないのかもしれません、というようなことをおっしゃっていましたが、私自身としてもそこにすごく問題意識があるように思いました。「在る」から、「成る」に行くのか行かないのか、ということのようにも思いました。いま単細胞生物だけど、細胞分裂する?しない?みたいな笑。そこにパフォーマンスとして、人前で即興演奏をすることの「意味」も生まれてくるような気がします。

あくまで私の感じ方ですが、こういった「即興」というのは、いわゆる「音楽的な即興」とは違うベクトルでもあり、繋がってもいるところもあるように感じます。その辺りも気になります。最近即興演奏をすることが自分の中で動機が希薄になっていて、これからどうしようかな、というところを考えていることもあり。今後どういう風にオープンリハーサルが展開していくのか、気になるところです。次回は、4月22日。