
*声のワークへたくさんお問い合わせいただき、ありがとうございました。お知らせが遅くなりましたが、一旦モニターの募集を締め切らせていただきました。また今回の経験を経て、ブラッシュアップした形で5月からまたシェアさせていただければと思います。
声を通じた、新しいことを始めます。
まだなんと説明をしたらよいのか、よくわからないけれども、とても可能性を感じること。
そのためにモニターをしてくださる方を募集したいと思います。
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僕自身の今の笙の演奏活動のきっかけは、そもそも19歳の時に四国遍路をしたこと。どう生きていくべきか、指針を失っていた時、その身をもって四国の自然の中をひたすら歩き、祈る行為の中に、生きる力を取り戻していったこと。その身体感覚の蘇生とも言える体験の先に、今の笙との出会いの元にもなった、ヴォイスヒーラーの渡邊満喜子さんの元での身体と声の経験がありました。詳しくは昔に書いたこちらの文章を。
渡邊さんのところを離れた後も、色々な方と共に、声から生まれてくる深い振動のようなものを共有する機会を作っていましたが、しばらくそういう活動からは離れていました。
先日、ほんとうに久しぶりに、何人かの方と一緒に声を出させていただいた時、自分自身の身体の深いところの感性が、蘇生してくる感覚を強く感じました。そして、その生命としての根源的な感覚を深めていくことと、それをシェアしていくこと。そのことにとても大きな可能性を感じました。
一方で、大きなためらいもありました。こういう感性を表に出していく時に、どうしても世間的には「宗教」「スピリチュアル」「ヒーリング」といった既存の「コンセプト」の中で誤解されていく可能性を感じました。そういったコンセプトの中で認知されていくことは容易いですが、同時に、そういうコンセプトの「文脈」の中に入っていくことは、そういう「ことば」の既存の認知の世界の中に絡め取られていくということでもあると。
それでもやはり、いまここで始めなければ何も始まらないし、何度も自分に問い直したその感覚の確かさに嘘をつくことはできないと感じ、ともかくもスタートさせることにしました。内容は、ひとまず以下のようなものを考えています。
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1 大塚があなたの「うた」をうたいます。感じたことをシェアします。
2 もう一度、私が先ほどの「うた」のバイブレーションでうたいます。それと一緒に、声を出していただきます。単純なロングトーンでかまいません。
3 最後に、その時のバイブレーションで演奏する笙の響きを浴びていただきます。
4 すこしのあいだ、一緒に静かに座ります。現実に意識をもどしておわりです。
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とはいえ、「声」をシェアしていくことに、どういう形や、可能性があるのか、僕にもまだわかりません。基本的に、そういう身体の感覚というのは、本質的に「シェア」の関係性の中で起こるものであり(それが生命感覚の本質なのですが)、だからこそみなさんと共に探求できる可能性のあるものだと感じています。
また「声」を通してやってくる感覚について、文章を書いてみたいと思いますので、そちらも参考にされてみてください。
ご希望の方は CONTACT からご連絡お待ちしております。