“とこにわ”に寄せて

とこしえなるひびきのにわ “とこにわ” は、常に今ここに、何処にでも、何処でなくても、鳴り響いている、
そのえいえんの響きに耳をすます・・・というコンセプトがあります。
“にわ”には、神事を行う場所というイメージもありますが、
そのような神聖なイメージも加わっているように思います。

なので、この“とこにわ”というイメージは、CDというかたちにとどまることなく、
常に更新し、いつでも、どこでも行っていくようなかたち、在り方・・・を求めたいと思います。
このCD「とこにわ」も、随時、更新、拡張していくようなかたちになるかもしれません。

また、今回、自然の中で録音するということには、笙の音を、雅楽や、その歴史、人の手を離れ、
純粋に自然の、宇宙の音律の中に還したいということがありました。
笙の音を、来る場所に還す・・・そのようなコンセプトもあります。
今後も様々な場所で録音を続けたいと考えています。

これからどのような展開になっていくか、僕自身も楽しみにしています。